視覚障害者に対する接し方


  街で白い杖を持った方を見かけた時に皆さんはどうされていますか?
 殆どの方がそのまま気にもせず通り過ぎていらっしゃるのではないでしょうか。
 交差点、駅のホームなど視覚障害者にとっては危険な所が非常に多いのです。
 私も一昨年1か月ほど目が不自由(片目でしたが)になった時は本当に大変でした。

 この26日にも八王子駅の一つ向うのホームを視覚障害の方が鉄柱にぶつかりながら階段を
 探して居られましたが誰も手を貸そうとはしていませんでした。
 同じホームだったら飛んでいって手を貸せたのにと大変じれったい思いをしました。
 何故多くの人は手を貸す事が出来ないのでしょうか。
 多分障害者の方への接し方がどうしたら良いのか判らないとか照れくさいとかが原因ではないかと思います。

 私も初めて声を掛けた時は本当にドキドキしましたが一度手を貸す事に馴れてしまえば2度目からは
 すんなりと声が掛けれるようになります。
 手を貸して例え電車に乗り遅れたとしても都心でしたらすぐに電車は来ますよね。

 以下は新聞に掲載された接し方の基本とエチケットです。 参考になれば幸いです。
 皆さんも是非視覚障害の方に手を貸して差し上げてください。


 接し方の基本

 何か困っているようなら「何か手を貸しましょうか」と先ず一声かけながら軽く肩を触れるとよい。
 (でないと、誰が声をかけられたか判らないため)
 視覚障害者自身で出来る時は断るので先ず声をかけること。
 座席が空いた時に、声をかけずに急に背中を押したり、腕をつかむのはルール違反です。
 「左側の席が空きましたよ」等と一声かけ必要なら手を貸しましょう。
 間違っても杖を持つ腕やひじをつかまないこと。


 エチケット

 *交差点・ホームでは気軽に声をかけて
 *一緒に歩く時は腕を持たせる
 *乗り物の乗降は入口や扉を触らせる
   空席がない時は吊り革、手すりをつかませる
 *部屋に入る時は広さや中の様子を説明する
 *椅子は背もたれに触れさせればOK



                                              (2003.1.27)

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