小川谷廊下again
2001年8月5日 曇り
メンバー 横山他5名

昨年の8月5日小川谷廊下を遡行したが大変楽しい沢だったので今年も同じメンバーでもう一度という事になり、有志が集まり同じ日の5日に遡行して来ました。
小川谷廊下は泳ぎ、へつり、シャワークライムと沢の楽しみが凝縮された沢遊びワールドなのだ。

新松田からタクシーで穴の平橋手前で下車。わらじが目印の下降点から急斜面を下り小川谷の河原に降りる。準備をしている間にも前後して2Pが入渓してくる。今日は人が多そうだ。

9:45遡行開始。昨日雷雨があったそうで昨年より水量が多い気がする。最初の2m滝は右側を登るがまだ体が硬いのでウォーミングアップには丁度良い。続いて川を塞ぐように巨大なチョックストーンが現れる。右側に立て掛けてある木を足がかりに登るが、この木が無くなったらどうやって登るのかなんて考えてしまう程うまく立て掛けてある。
この後はゴルジュ帯となりナメと釜を持った滝が続く。さっそく自分一人が滝から滑り台をして釜にドボンして泳ぐ。暑かったので気持ちが良い。
一度濡れてしまえば怖いものなしでどんどん水に浸かりながら行く。

しかし前後して遡行しているパーティが若い人達ばかりだ。
それもモンベルのカタログから抜け出てきたかの様な格好をしている。

小川谷廊下は若者の間で人気の沢なのだろうか、などと考えているうちに小川谷名物大岩に到着。この大岩の途中に以前ボルトがあったのだが誰かが抜いてしまい(この誰かとはストマジに良く登りに来ているSさんなのだ。世間は狭い)簡単には登れなくなってしまった。大岩の上からロープを出してもらいゴボウで登る。先行の若者二人は大岩の右側凄い水流の滝を果敢にアタックしている。登りきったところを皆で拍手をして迎える。

この沢は他のパーティとも気楽に話したり笑ったりと、兎に角楽しい沢である。大岩の上で小休止。ここから先は再びゴルジュとなり泳ぎやへつりを交えて積極的に水の中に入って行く。もう少し天気が良ければ最高なのだが、先週の一ノ瀬川に比べれば格段に暖かい。

現れた石棚2段20m念のためにロープを出した。ここで順番待ちをしていたらさすがに寒くなり震えが出てきた。直登は出来ないので滝の左側から登る。ここで今回初めてプルージックの代わりにタイブロックを使用してみた。3センチ程の大きさ、重さ39gプルージックの様にいちいち手で引き上げる必要もなく大変便利な代物である。
石棚を越え最後に現れるのは5mトイ状の滝、一度は取り付いたが今回水量が多く直登をあきらめ左から巻いた。その上の河原で昼食タイム、カップラーメンを食べると皆から羨ましがられた。
左側が壊れた堰堤を過ぎ広いゴーロを進み、もう一つ堰堤を左から巻くと終了点。ここで装備を解き登山道を40分程で県民の森に到着。
やっぱり小川谷廊下はめちゃ楽しいのだ。来年また遡行したいと思う。

タイム入渓点9:45〜大岩11:03〜終了点13:30 14:00〜県民の森14:45
タクシー往復15,900円



                                                                                        
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