穂高 屏風岩・東稜 → 小川山FC 

2002.9.17(火)〜9.19(木)

メンバー Shukla 他1

17日
昨年からストマジで何度かお会いしていたKさんと屏風・東稜を登る予定で17日午後から
上高地に向かう、予報では夕方から天気も良くなって快晴のはずだったのだが上高地に
着くとどんよりとした曇り空。相当雨が降ったようであちこちに巨大な水溜りが出来ている。
久々の重荷で肩に荷が食い込んで痛かったがBTから休憩を入れて約2:30で8:45横尾
着。横尾谷の水量が気になったが夕食後少し酒を飲んでから明朝は4時起きなので早々
に就寝。

18日
翌朝も空はどんより曇り屏風岩周辺はガスがかかって何も見えず、星も殆ど見えない状態
だったが一応準備をして岩小屋の渡渉地点まで行って様子を見る事にする。
明るくなってもガスは取れず川の水量も結構あって水温も非常に冷たく一気にモチベが下
がってしまい、又横尾まで戻って暫く様子見をしたがKさんが初めて屏風を登るんだから晴
れた時にすっきり登らせてあげたいという暖かいお心遣い?で今回は泣く泣く諦めて小川
山に転戦する事とした。
又々重たい荷物を背負ってBTに向かうが平日なのに結構な数の登山者とすれ違うがク
ライマーだけはゼロだった。

小川山に着いたのは午後2時過ぎだったが今日はマルチピッチを1本登ろうとスラブ状岸
壁のガマルートに向かった。なにせ小川山は3か月振り2度目の初心者、更にシューズが
アルパイン用でブカブカと条件は最悪、1P目はどうにかリードしたが4P目の最後の凹角で
はまってしまった。岩が濡れていて若干かぶり気味、2度トライしたがどうしても思い切って
登れないのでクライムダウンしてKさんにバトンタッチしてどうにか切り抜けた。
頂上からは50mの懸垂で降りて2時間で登攀終了し薄暗くなる前にテン場に到着。
疲れもあってか20時には寝てしまった。
                   

     19日
     朝はゆっくり起きて屋根岩の水晶スラブに向かう。
     横尾と違って湿気もなくすっきりした晴天で木々も
     少し黄葉し始めた中をのんびり歩いて取り付きへ。
     平日の小川山は本当に空いている。まずはツイスト
     10aTRを張ってもらって登る。10台2本目のトライ
     だが(記念すべき1本目はKC'S Banana Cake 10a
     ヌンチャクを1回掴んでしまいOSを逃した)昨日の
     歩きの疲れか膝が痛くて立ち込みが出来ない。
     更に足が滑りそうで中々乗り込めず何度かテンシ
     ョンを掛けて核心を抜けどうにか終了点に到着 、
     あ〜疲れたぁ。
     2本目は隣のアバタもエクボ10c もう手足をどこに
     置けばいいのかと悩む位何もない様に見えたのだ
     が、ソローリ、ソローリと立ち込み指は結晶を摘む
     ようにすると(Kさんのアドバイス)テンション混じり
     ながらどうにか登れた。(もちろんTRね) 
               下から見ると                     よっし、次回は本気靴でRPを狙うぞ〜。
                                                  一度テン場に戻り次のルートと思ったが2時を回っ
ていたので少し早いが終了とし、帰りはクライマー御用達?の甲府のY温泉に入りヒリヒリ
した指先を癒してから帰途に着いた。   
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