当初の予定では土曜に凹状岸壁、日曜にダイレクトカンテの予定だったが天候の関係で急遽土曜に
ダイレクトカンテを登る事になった。4年振りの谷川で初めての衝立、それも人工ルートは初体験なのだが
特に緊張感はなかった。アプローチは今回スニーカーだったのでアイゼンを付けて登り、出合から中央稜
基部下まで1時間で到着。それにしてもこの日の一ノ倉はクライマーの数が凄くてテールリッジでは渋滞する
程だった。入門ルートの南稜は相当な混み様だったに違いない。
食料、水分を補給してからダイレクトカンテの取付きまで衝立スラブをトラバースしてアンザイレンテラス
まで行くのだがブッシュが多くて足元は良く見えないし滑るしで結構悪く感じた。
テラスからは15m程下降し取付きに着いた。
1P目 W+ 40m
ガイドブックには草付きの容易なフェースと書いてあるが岩は浮いているし支点は無いしで結構悪かった。
登攀開始は8時頃だったかな。 2P目を登っている先行Pのトップを見ると結構苦労している様に見えた。
2P目 A2 40m
3人組の先行Pが上部に行くまで暫く待ってからいよいよ人工登攀の開始。
フレーク状の岩を右にトラバースすると ハングにぶつかるのでラインを左上、垂直な凹角を直上し40mで
確保地点に着く。しかしこのフレーク叩くとボコボコ音がしていて不安定極まりない。
リーダーはフリーが下手なフォローの為に自分のアブミ1個を途中残置して1本でリードしてくれました。
2P目最初のトラバース
2P目のKさん 雲稜第2の大ハング
リーダーも慎重登っている様で結構時間がかかったが確保地点に着きビレイ解除。