シーズン最後のアイスクライミング&シーズン最初のRCT

                                  
2002年3月2日 奥秩父笛吹川東沢  3月3日 丹沢広沢寺  

メンバー L横山、Hさん

12月にTS会に入会してから毎週の様にアイスに行き今回が10回目となる。
自分ながら良く飽きもせず通ったものだとつくづく思う。
あぁこのままずーっとアイスが出来たらなーと思っているのは私だけであろうか・・・。

シーズンも終盤になり今回は確実に凍っていると思われる八ヶ岳の南沢小滝、大滝辺りに
行きたかったのであるが、何せ場所が良く判らないのと5級はまだリード出来そうにない
ので仕方なく通いなれた東沢に1泊の予定で行く事にした。パートナーはクォークとスク
リューを買ったのにも係らず1回も使用していないHさんでありました。


3月2日 奥秩父笛吹川東沢

朝からとても気温が高く更に先日雨が降ったこともあり、溶けてしまっている可能性も
あったがダメモトで西沢渓谷行きのバスに乗る。
東沢の河原に入ると雪もないし川も凍っていないのでもしもの事を考えてテントを張らず
にデポしてからまず清兵衛沢F1に行くことにした。
途中魚止滝近くの染み出しの様子をみると水氷ながらどうにか登れそうである。
さて清兵衛沢F1が見渡せる場所に着き覗き込むとなんと上部に全然氷が付いていない、
これではトップロープでも登れる状態ではない。やはり日当たりが良いので溶けてしまっ
たようだ。仕方が無いので染み出しに戻ってそこで遊ぶ事にした。

ここの氷壁は高さこそ10〜20m位しかないが幅が広いので何通りかのルートが取れ
初心者が練習するのには丁度良い。さっそく試し打ちをしてみると氷が軟らかいのでバイ
ルもアイゼンも良く決まる。スクリューも一応効くみたいなので左寄りのルートに取り付
きトップロープをセットし登ってもらう。Hさんは左手にクォーク右手にはなんと沢で
使うバイル、これが結構使えるのでビックリ。

しかし今日の気温の高さは半端じゃなくて汗をかきながらアイスをするなんてちょっと変
・・。

アイスが2度目のHさんも果敢にリードをして最後に20mのルートをお互いにリード
したが終了点間際で叫び声と同時にバイルが降ってきたのもご愛嬌。

ろくに休憩もせず5本も登ったので満足、満足。1泊の所を日帰りにして明日は広沢寺の
RCTに行くことにして今シーズン最後のアイスを終了しました。

振り返ればバイルをクォークに替えてからリードも出来るようになり、つくづくアイスは
道具だなーと確信した訳ですが来シーズンはアイゼンをモノポイントに替えて5級をサク
サクっとリードして、ルートもじゃんじゃん行きたいなーなどともう心は冬に飛んでいる
のでありました。



3月3日 丹沢広沢寺

と言っても冬はすぐには来ないのでその間はアルパインと沢をメインにやりたい訳でさっ
そくシーズン最初のRCTであります。昨年は2年ぶりに本ちゃんに復帰したもののチン
ネ左稜線、二子山中央稜と岩トレ2回、幕岩2回と惨憺たる状態だったので今日はガシガ
シ登ってやろーじゃないのと意気込んで来たものの昨日とはうって変わって兎に角寒い、
奥多摩、大山では雪もちらついたとか。更にこの日は広沢寺の清掃集会だった様で清掃が
終わった人がどっと来てあっという間にロープのすだれが出来てしまった。てな訳で一般
左と最左端ルート他2本を登って早々に引き上げを決定、ちょいと物足りないRCTとな
ってしまいました。
お付き合い下さったHさんどうもありがとう、次回はつづらか越沢にでも行きたいな。

後日Hさんはすっかり風邪を引かれてしまった様で・・お大事に。
私はと言えばまったく何ともなく鈍感なんだか健康なんだか?・・です、ハイ。




                                                                    
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