灼熱のニ子山・中央稜

     2003.8.3
     Nさん、Shukla


         この時季二子は染み出しで登れそうにもないからミズガキはどう?と希望を出したのにも係らず結局
      中央稜に行く事になってしまった。昨日の越沢で汗ダクダクになりながら登ったお陰か時々吹く風が
     涼しく感じられたがそれでも梅雨明け2日目の日差しは強烈で熱中症一歩手前状態の登攀だった。

     祠エリアの前を通ったら完全にビショ濡れ状態、だからダメだって言ったのに〜と文句を言ってもNさん
    は行くだけ行って見ましょうとのお言葉。 ハイ、ハイそうしましょうって既に汗ダラダラなんですけど・・・
     とある場所で先行Pが此処が中央稜ですよと言って登り始めた所だったのでてっきり取付きと思って
    準備をしていたのだがどうも2年前の記憶とは大分違う感じがする。ひょっと右側を望むと見覚えの
    ある1P目が見えたのでやはり間違いだった。あ〜登らなくて良かった、しかしあの草がボウボウ生え
    たルートは一体何ルートだったのでしょう。

      正規の取付きから見た1P目は案の定ビショビショでとっても滑りそうで取付き敗退も考えたが1P登っ
    て様子を見ようという事になった。今日はallリードを仰せつかったのだったが1P目ってピンが殆どない
    のよねぇとブツブツ言ったら1P目だけはリードしてくれる事になった、ムフフッ。
     しかし喜んだのも束の間でフォローは2人分の荷物を背負って登る事になり、たかだか4級が体感グレ
    ード6級になってしまった、厳し〜い。
     2P目からは岩も乾いていたのでリードを代わりNさんが荷物を持った。ヨーロッパでビバーク登攀する時
     はフォローがこの位のザックを担いで登るとかの話になった。
     3P目の核心のクラックはやはりA0になってしまったがその他のビッチは以前に比べるととても簡単に
     感じられた。 しかしもう少し涼しければ快適な登攀になったのになぁ・・・・
    2人分の荷物を背負ったNさんはさぞかし暑かったに違いない、ご苦労様でした。


       
                                             3P目のクラック

        

   
     ルートの内容は2年前の記録を見て頂ければ良いので特に記述しないが前回より登攀スピードも
         速くなったし、カムも多用して大分余裕のある登攀が出来たと思う。しかしザイルワーク等がまだ
         まだで色々と注意点を指摘された。
   
     登攀終了点で後続Pと話をしたらなんと私のハンドル名をご存知の方で(メットに書いてある)今回の
     中央稜はMSCCの記録も参考にされたとか、ネットの世界はクライミングの世界同様狭い事を実感
      しました。


     中央稜取付き 9:30頃〜終了点13:30頃


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