西上州 相沢の氷柱
   2004.2.21
   Oさん、Shukla

       2月に入ってからOさんが相沢の氷柱に行きたいと言い出した。ここ数年登りたいと思っているのだそうだが
   50mX+の氷柱を今の私達のレベルでは果たして登れるかどうかが問題だった。
       Oさんの思い入れも相当強そうなので今回はガイド山行にする事にした。
      当日Nガイドからはリードさせてあげるからと有難いお言葉 (冷汗)。
   荒船山登山道入口からは1時間強のアプローチ、プラブーツでは兎に角歩き辛い。近づくにつれ巨大な氷柱が
       否応無く目に飛び込んでくる、気温も高く一汗も二汗もかいて取付きに到着するとそこには凄い迫力の氷柱が
       ずどーんと聳え立っていた。
   千波の滝も迫力があったがバーチカルという点から見たらこちらの方に軍配が上がりそうだ。

   Nさんが慎重にリード、取付きに戻って来た時はウェアも手袋もビショビショ。氷の氷結状態も相当悪いとの事で
       (スクリューを打ってもスカスカで決まらない)リードは中止にしてTRで登る事になった。
   ホッとするやら残念やらだがさっそく準備をして先ずは1本目にトライ。
   登ってみれば最初はちょっと傾斜が緩いものの後は全てバーチカル、氷は軟らかいのでアックスは1,2度打てば
       決まるのだが、段がある所では雪が解けて中途半端に凍った氷を叩き落としながら、更にアックスの効きを確かめ
       ながらのクライミング。それが延々50m続くのだから中々大変だ。
       日の当たる所ではアックスを打つと水が飛び出してくるし・・・、もうシャワークライム状態。
      最初の1本は身体が硬いせいか結構しんどかった。リードするとなると相当スタミナが必要だろう。
   Oさんも続いて登り満足の様子、もう1本登ってから左側にあるエイプリルフールを見に行く。
   氷結は良さそうだったが相沢の氷柱と比べるとやはり見劣りした。
   Oさんは2本登ってギブアップ、私はまだまだ元気なので更に2本、合計4本200m登った。
   休めばもう何本か登れそうだったが時間も遅くなったので仕方なく下山した。
   来年は相沢の氷柱、エイプリルフール両方ともリードしたいものだ。それにはまだまだ練習しなくては・・・ですかね。


             
             相沢の氷柱 50m X+             50m全部がバーチカル 凄い迫力

             
                                          真中の氷柱 氷が薄かった

                 
         エイプリルフール 氷結良好                  

                 
      結構大きいのだが相沢の氷柱と比べると見劣りします

             


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